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御林守河村家を守る会
旧金谷町大代にある【河村家】には7つの謎がある。
それは、河村家に伝わる伝説の秘仏・冑仏(かぶとぼとけ)の謎、寛政五年建築当初の間取りの謎・・・など
このように貴重な文化財である【河村家】は市指定文化財ですが、その維持管理に大変な苦労をしています。
建物は使わなくては老朽化します。この風情ある【河村家】を利用してイベントを行ったり、
大切な地域の文化財を守っていくことを地域のみんなで考え、協力していこう!という人々の活動の様子を紹介します
また、文化財に興味のある方も大募集!!!
投稿記事

2008年10月13日(月曜日)

フェルメール展

Filed under: - kawamura @ 09時01分28秒

土曜の夜
旧友の望月君と横浜で再会しました。

望月君は横浜市立大学教授ですが
学生時代からずっとつきあっている
気のおけない仲間のひとりです。

おたがい良く飲むし良く食べるし、
時をわすれて語り合い、
気がついたころには
おおかたテーブルの上のものは消えてしまって、
立派なメタボが二人できあがっていたというわけです。

横浜駅に一泊して
翌日フェルメール展をみることにしました。

早朝のことでしたので100人ほどの列ですみました。

会場はラッシュアワーのようで
順番にみていたら一日かかってしまうほどです。

さきにお目当てのフェルメールだけをみることにしました。

ヘッドフォーンの解説を聞きながら
やがて解説が途絶えたあとも
じっと見つづけました。

ヘッドフォーンのおかげなのか
会場の雑踏がフェードアウトして
やがて全身が静謐につつまれました。

会場にひとり立っているかのように感じられました。

そこは17世紀のデルフトの街なのですが
音がしないのです。

私は「手紙を書く婦人」のまえに立ちつくしました。

左上の高い窓にかかる
カーテンのかがやきを見つめているうちに、
なんだか涙があふれてきました。

フェルメールがどれほどこの世を愛していたのか
わずかな光を
ひかりそのもののやわらかさを
かれの繊細な指で
掬いとろうとしているかのようにみえました。

椅子の藍いろの布にあたるかすかなひかりさえ
しずかな音楽を奏でていました。

婦人の耳や手くびに燦めく宝飾品もひかりをやどして
ピアノの音のしずくのようでした。

いちめんにしずかなひかりの賛美歌が聞こえるようでした。

私はいつまでも立ちつくしていました。

頭の大きなおじさんが
いつまでもいつまでも立ちつくして
会場のみなさんにはとても迷惑をかけたのだろうと思います。

ごめんなさい。


2008年10月12日(日曜日)

金融危機(2)

Filed under: - kawamura @ 16時40分58秒

グローバルスタンダードとは
このことだったのか、
アメリカが強引に求めた金融緩和とは
このことだったのか、
といまさらのように思います。

なぜアメリカ政府が
世界の金融市場をアメリカンスタンダードで統一しようと
躍起になったのか、
その理由がようやく理解できたような気がします。

政治力で各国の城門をこじ開け、
金融工学の粋を尽くしたサブプライムローン債券を
トロイの木馬に秘密裏に仕込んで、
各国の金融機関に送り込むためだったのでしょうか。

とすれば
アメリカ政府の言いなりになって
グローバルスタンダードや金融緩和を声高に叫んだ各国政府も
現在の金融恐慌に加担したことになります。

もしも世界金融市場開放のあとに
サブプライムローン債券がばらまかれることを
アメリカ政府が予見していたのなら、
世界恐慌にアメリカ国家が加担したことになるのでしょう。

(それはちょっと考えすぎでしょうか?)

日本では土地バブルのあと
銀行の債務処理に多額の税金が投入されました。

さらにそのあと
長期にわたって国民の貯金金利をほぼゼロに抑え、
本来預金者が受け取るべき金利を強奪して、
銀行はそれを債務の返済に充てたのです。

つまり日本国民は
税金による資本注入と超低金利と、
銀行の為に二重に搾取されたのです。

しかしそれは日本一国のことでした。

今回のサブプライムローン問題では
全世界の市民が
おそらく日本国民と同じように
金融機関の二重のつけを払わされることになるのです。

売り逃げた彼ら一握りの富裕層はますます富み、
全世界の市民はさらに搾り取られるのです。

かといって、
銀行への資本注入がなければ
世界は金融恐慌になる、ということですから、
(ホントでしょうか?)
アメリカの危うい金融機関へは
税金を直接投入するほかないのです。

この日本型のバブル処理の方法は
彼らには都合がよかったのでしょう。

なぜって、
彼らが思う存分稼いで楽しんだあとの混乱は、
我ら庶民が尻ぬぐいをしてあげるというのですから。


2008年10月11日(土曜日)

金融危機

Filed under: - kawamura @ 08時51分30秒

これが恐慌の始まりでないといいのですが。

「人間が歴史から学んだことは、
 歴史から何も学んでないということだ」

まったくその通りで、
オランダで1637年におきたチューリップバブル
日本で1980年代後半におきた土地バブル
そして今回のアメリカ発サブプライムローン・バブル

今回のサブプライムの悪質なところは、
不動産ローンの売買を証券化し、
さらにそれを債務担保証券に再証券化して、
それを組み込んだ商品を世界中にばらまいたことなのです。

どうして繰りかえし繰りかえし
こんなことがおきるのでしょう。

チューリップ・バブルについてはよく分からないようですが
日本の土地バブルの前は
長期にわたって貿易黒字が続いて、
企業には潤沢な余剰資金がありました。

それが土地へ向かったのです。

しかし日本の土地バブルは国内問題ですみましたが、
今回のサブプライムローン・バブルは世界を巻き込んだのです。

サブプライム問題の裏には、
国境を越えて暗躍する巨大な資本の影が見え隠れします。

巨大な資金が流れ込んで沸き立つ相場に
庶民がおずおずと参入しはじめたころ、
つまり相場が天井を打つはるか前に
彼らは逃げ切るのです。

やがて暴落して、
紙くずと化した株券を手に庶民は呆然として立ちつくす、
という昔ながらの構図です。

彼らの巨富はどこから得られたのか。

南北問題と呼ばれる先進国と途上国との経済格差が
その源泉なのです。

レアメタルは主に中国やアフリカ諸国で産出されます。

経済格差は為替に反映され、
それゆえ先進諸国はそれらを安価で輸入できるのです。

労働力においてはまさにしかり。

給与の低い国で製品を生産して世界に販売すれば
当然巨富が得られるでしょう。

これは植民地時代と基本的には変わらないように思えます。

以前にも書きましたが
日本にも百億から千億単位の個人資産を所有する人々が
かなりの数存在していて、
先進国に住むそのような富裕者の資本が
ファンドを通じて世界を動かしているのです。

アイスランド国家が破綻しかけるほど、
彼らの力は強大です。

G7が束になってかかっても
彼らを抑えきることはできないのでしょうか。

来週明けのニューヨーク相場がその答えを出します。


2008年10月10日(金曜日)

河村祭(10)

Filed under: - kawamura @ 05時54分34秒

午前十時になって
河村祭が開催されました。

そのときふいに
ご祝儀を納めるべきではなかったのかと
思い当たりました。

まさかこのような式典が待ち受けていようとは
思いもしませんでしたので、
まったくご祝儀を用意していなかったのです。

そういえば受付に近づいたとき、
気品ただよう女性に
紅いリボンを胸につけていただいて、
そのまま舞いあがって、
誘われるがままに控室に進んでしまいました。

記帳もご祝儀もなしで
受付を素通りしてしまったのです。

しかしもう祭典は始まってしまいました。

ど、どうしよう・・・

開会の言葉が聞こえてきます。

もうどうしようもありませんから
会が終わったあとで
ご祝儀とお布施とをお納めすることに決めました。

最初に
河村氏の祖河村秀高の菩提を弔い、
つづいてその一族の菩提を弔う祭事が
般若院御住職、
名誉住職によって執りおこなわれました。

やがて河村氏子孫の献香につづいて、
山北町長、町会議長、県会議員、自治会長会会長、
文化財保護審議委員長、流鏑馬保存会会長などが
献香されました。

さらに
河村城址保存会会長、
山北町長、
山北町議会議長、
神奈川県議会議員などのご挨拶がございました。

祝電ご披露のあと
一旦閉会のお言葉があって、
お琴の演奏、
墓参り、茶会などがつづき、
やがて懇親会が開催されました。

広い部屋に足を踏みいれると、
100人以上の宴席が用意されています。

なんということか
河村氏子孫は雛壇に座るというのです。

静岡から
ふらりと気軽に訪ねて来て、
100人ほどの人々が居並ぶまえの雛壇に
胸に紅いリボンをつけて座ることになるとは
なんだか不思議な気分でした。

しかも右隣は大萱生さまです。

大萱生さまから名刺をいただき、
大蔵省にお勤めであったことを知りました。

大蔵省を退官されたあと、
ご本人の弁では、
いわゆる天下りで
三菱関係の証券会社に現在お勤めております、
ということでした。

さらに大萱生さまのご係累に
驚くような方がいらっしゃることを知るのは、
もう少しお酒が回ってからのことでした。

(つづく)


2008年10月9日(木曜日)

河村祭(9)

Filed under: - kawamura @ 05時32分58秒

相模河村氏の子孫7名が
般若院本堂へ招かれました。

いよいよ式典が開催されるのです。

招かれるままに本堂の中央まで進むと
「河村氏ご子孫 河村隆夫様」
と書かれた紙が座布団の上に置いてあります。

紙を外して、着席しました。

思ってもみない展開でした。

私はうつけたように
木蓮華や天蓋をぼんやりとながめていました。

どこか公民館のようなところに
折りたたみ椅子かなんかがならべられていて
そこで簡単な式が行われるものとばかり
思っていたのですから、
このように本格的な式典に
すこし度肝を抜かれていたのです。

やがて僧侶が入場し
司会者が式典の開始を告げています。

(つづく)


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